こんにちは!管理人のクラゲです。
今回は食物アレルギーで痒みや下痢に悩むわんちゃんのために、アレルギー用ドックフードについてご紹介します。
痒みに苦しんでいる愛犬のためにどうにかしたいと考えている一方、原因となる食材がわからず、どのドックフードをあげていいかわからず困っている飼い主さんも多いでしょう。
そんな方のために、この記事では以下のことをお話していきます。
- 管理人おすすめ低アレルゲンフード
- 食物アレルギーの原因とその症状
- 治療の流れ
- 低アレルゲンフードを選ぶ基準と注意点
きちんと知識をつけて愛犬の食物アレルギーを治してあげましょう!
Contents
管理人おすすめ低アレルゲンドッグフード
アレルギーフードにもいろいろ種類がありますが、ここで1度は試してみるべき価値のあるドックフードをご紹介します。
amazonや楽天で買えるアレルギー用フード
ロイヤルカナンの「アミノペプチドフォーミュラ」は成犬の必要な栄養を満たした上で、
- 皮膚の健康を維持する栄養素と抗活性酸素物質を配合
- 食物アレルギー反応が出にくアミノ酸およびオリゴペプチドを使用
- 食物アレルゲンを排除するための原材料および製造工程
3つの特徴を持つ、食物アレルギーによる皮膚疾患および消化器疾患の犬に給与することを目的として、特別に調製された食事療法食です。
特にポリペプチドよりも小さい「オリゴペプチド」になるようにタンパク質を処理しているのでアレルギー反応がより出にくくなっています。
食物アレルギーの疑いがあるならまずは使ってみるべき製品です。
公式サイト限定のアレルギーフード

- アレルゲンカットのために、
「犬の8大アレルゲン原料不使用」& 低アレルゲン鹿肉の使用 - 皮膚の栄養補給に「熱に強い耐熱性オメガ3配合」
- 免疫力をサポートし健康長寿のために
「高級キノコ他36種以上の漢方とマクロビ食材を使用」
最新の動物臨床栄養学に基づき特別に開発されたアレルギーケア用レシピです。

食物アレルギーの原因と症状は?

食物アレルギーとは、食べ物中のタンパク質に対する免疫反応が過剰に起こる事をいい、この時の食事中の原因タンパク質を食物抗原(アレルゲン)と呼びます。
一般的に犬に食物アレルギーが起こると、皮膚のかゆみ、脱毛、下痢、嘔吐などの反応が起こります。
皮膚のかゆみや脱毛は、主に以下の場所に起こります。
- 顔(目や口の周り)
- 肛門周囲
- わきの下
- 背中
- 手足の先
- 耳(外耳)
また皮膚にかゆみや炎症はないけど、慢性的に下痢や嘔吐を繰り返す犬も食物アレルギーの可能性があります。
食物アレルギーは”薬”で治療できないの?

食物アレルギーを治すのは非常に難しいです。
薬で症状を一時的に抑えることはできますが、特効薬はありませんし、根本的な原因を特定しないことには症状も治まりません。
また治療にはアレルギーの原因であるアレルゲンを摂取しないことが絶対条件。おやつ1つあげたために折角の食事療法が無意味になることも・・・
そのため飼い主さんの”家族”の協力が必要不可欠です。
逆を言えば、飼い主さんとご家族の協力を得られるのなら、時間はかかりますが治療することはできるのです。
食物アレルギーの治療の流れ

ここで実際の治療の流れを把握しておきましょう!
やることは大きく2つです。
- 原因を特定
- 原因が入っていないフードを与える
さらにすでに皮膚が荒れている場合は、その治療を並行して行います。
治療のやり方を知っておけば何に注意しておけばいいかわかり失敗が少なくなりますよ。
①食物アレルギーの原因特定
治療法としては、まず原因となる食物抗原の特定が最優先です。
食物抗原の特定には以下の3つの方法があります。
- アレルギー検査
- 今までの食事履歴の確認
- 負荷試験
ですが、どれにもメリット・デメリットがあります。
②原因を特定した後は”除去食試験”
次に原因食材(食物抗原)を特定した、もしくはある程度推測できる段階で、”除去食試験”を行います。
除去食試験では、
- 原因となる食材が入っていないフード
- 食物アレルギーを起こしにくい療法食(低アレルゲンフード)
このような低アレルゲンフードだけを6~8週間続けてもらいます。
この期間にかゆみや湿疹、炎症などが改善していけば、食物アレルギーの原因がその食材だったと判断できます。
低アレルゲンフードをあたえていても症状が治まらない場合
食物アレルギーと同様のかゆみ症状を起こす病気にアトピー性皮膚炎があります。
アトピー性皮膚炎は食べ物以外にも、花粉やハウスダストなどのいくつかの原因が関係してくることが多く、この場合は療法食だけで症状が治まりません。
食物アレルギーの症状と類似した病気を鑑別する必要があります。
また、食物アレルギーだけで症状が出ている犬はそれほど多いわけではありません。多くの場合、食物アレルギーにプラスして、アトピー性皮膚炎などほかの病気を併発している場合がほとんどです。
症状を改善するには、犬の生活空間にアレルギーの原因(アレルゲン)を限りなく取り除く必要があります。
低アレルゲンフードは普通のフードとどう違うの?

食物アレルギーを治し再発させないためには、日々の食事を低アレルゲンフードにするのが一番です。
低アレルゲンフードとは以下の3つを考慮して作られたフードです。
- 食物アレルギーの原因となりやすい食材を使わないフード
- 消化率を上げ(加水分解など)、免疫細胞に認識されにくくしたフード
- アレルゲンの侵入を前提に、腸と皮膚が本来持つバリア機能の健康を考えたフード
②の免疫細胞に認識されにくいフードとは、タンパク質を加水分解することで分子量を小さくしたフードのことで、消化がよければすぐに分解され、分子が小さくなり、アレルギーに関わる免疫細胞に認識されにくくなります。
引用:ロイヤルカナン
低アレルゲンフードを選ぶ基準

低アレルゲンフードと言っても、様々な製品があります。
その中で愛犬に合ったフードを選ぶために、
低アレルゲンフードの選択基準について確認しておきましょう!
①食物アレルギーの原因になる”食材”が入っていないこと
アレルギーに配慮されているどんな製品でも、アレルギーになりくい加工がされています。しかし”アレルギーの原因となる食材”が一切入っていないわけではありません。
その子その子でアレルギー症状がでやすい食材がありますので、愛犬に適したドックフードを選びましょう!
②なるべく添加物が少ないものを選ぶこと
アレルギー症状が出やすい子は、添加物にも反応してしまう可能性があります。
そのため、一般の総合栄養食を選ぶなら可能な限り”無添加”のドックフードを選ぶとよいでしょう。
特別療法食であれば、あらかじめアレルギーに配慮して添加物を使っていますので、食材に気を付けるだけでいいでしょう。ただし絶対に大丈夫というわけではありませんので愛犬に合わないと感じたらフードを切り替えましょう。
③原因となるアレルゲンがわからない場合
原因となるアレルゲンがわからない場合は、いままであげていたフードやおやつの原材料を確認しましょう。
とはいっても、愛犬のアレルギーになる食材を把握している飼い主さんは多くはないと思います。
まずはアレルギーの原因になりやすい「小麦、大豆、トウモロコシ、乳製品、卵、鶏肉、牛肉、豚肉」が入っていないものを選ぶとよいでしょう。
同時に動物病院でアレルギー検査を受けることをオススメします。
低アレルゲンフードを与える際の注意点

低アレルゲンフードを与える際の注意点としては以下の2つです。
- 最低1か月以上続ける必要がある
- 低アレルゲンフード以外のもの(おやつなど)は与えない
低アレルゲンフードを食べ始めたからすぐに効果が表れるわけではありません。
下痢や嘔吐、皮膚のかゆみや赤みの症状が出なくなるまで、最低1か月以上続ける必要があります。
皮膚が荒れて脱毛をしている場合は、さらに時間がかかります。
さらにアレルギー用フードをあたえている期間は、基本的に他のフードやおやつを与えることもNGです。
おやつの中にアレルゲンが少しでも入っていたら、
折角のアレルギー用フードの効果が表れなくなる可能性がありますので注意してください。
また、低アレルゲンフードをあげていたら食物アレルギーが治るわけではありません。
そもそも食物アレルギーは”治す”よりも”症状を起こさせない”ことが重要になります。
もちろん何かのきっかけで体質が変わりアレルギーが出なくなることはあるかもしれません。しかし、基本的に薬で治癒するものではありません。
うまく付き合う方法として「低アレルゲンドックフード」という選択肢を有効活用してください。
まとめ:食物アレルギーのことを考えた低アレルゲンドックフード
食物アレルギーは基本的に治りません。
症状を起こさないように、アレルゲンとなる食材を摂取しないことが重要です。
そのために各メーカーから販売されている低アレルゲンのドックフードを使いましょう。
低アレルゲンフードを選ぶ基準は以下の3つです。
- 原因食材が入っていないもの
- 添加物が入っていないor少ないもの
- 原因がわかっていない場合は、犬で食物アレルギーを起こしやすい
「小麦、大豆、トウモロコシ、卵、乳製品、鶏肉、牛肉、豚肉」の8種類が入っていないものを選ぶ
この3つを守って愛犬に適したアレルギー用フードを見つけ、愛犬の肌をかゆみ知らずの健康な皮膚にしてあげましょう。
記事冒頭で紹介した2つのアレルギー用フードは特におすすめですので、本当に愛犬の食物アレルギーに悩んでいるのなら試してみてください。